あなたの声が不自由なのは、「混合」してるからですよ

あなたの声が不自由なのは、「混合」してるからですよ。

岩崎です。

西東京市、クワイアシンガーのためボイストレーニングスタジオ「ゴスペルボイスラ」より、

日刊ゴスペル発声「日ゴス」第244号、お送りします。

よく質問をうけます。

「なんで思ったような声が出ないのでしょうか?」

まずは結論からです。

「狙った筋肉を動かせていないから」です。

例えて言えば「左足の薬指だけを動かしたいのに、中指、小指も一緒に動いてしまうような状態」、ということになります。

そしてそれを、発声指導者たちは「分離できていない状態」=「混合状態」などと呼ぶわけです。

発声は「筋肉運動」。

 

まず知ってください。

発声は、「筋肉運動」です。

実は、声を生み出すのに、喉頭周辺にはざっと書いてこれだけの筋肉が存在します。(外喉頭筋はきりがないので輪状甲状筋のみ)

・内喉頭筋群,,,

甲状披裂筋(=声帯筋。地声を作る主筋肉)

外側甲状披裂筋(ピッチを下げるための筋肉ではないかと仮説が立っている部位)

外側輪状披裂筋(声帯の《内転》つまり閉鎖を促す筋肉)

披裂間筋(声帯の閉鎖を促す筋肉)

後輪状披裂筋(声帯を外転させる筋肉)

・外喉頭筋としてまず輪状甲状筋(声帯を引き延ばし、ピッチを上昇させる筋肉)を主に、多くの筋肉が働きうるのです。

声をあやつる、とは、「取り出せる」こと。

優れた歌手は、これらに神経信号を送り、

そこから生まれる声を「取り出す」ことができるのです。

つまり、「虚脱した裏声」や、(声帯の内転が少なく、声帯靭帯と、輪状甲状筋の活動がメインであり、声帯筋の活動が低下)、

もしくは「芯のある裏声」(声帯は閉鎖筋肉群によって内転し、輪状甲状筋の活動レベルが上がる。こちらも声帯筋の活動レベルは低い。)、

または強烈な、前歯に当たるような感覚を産み出しうる、地声(声帯筋、閉鎖筋の活動レベルがあがり、完全閉鎖。声帯筋に対して、輪状甲状筋の活動レベルは低い)

地声と裏声の中位に当たる声(声帯筋、輪状甲状筋、また閉鎖筋群にも高い活動レベルが見られる)

あなたはこれができますか?

不可能なことのような気がしますが、いいえ、可能です。優れた歌手は実際にこれをこなしているのです。

長くなったので2回にわけて書きましょう。

2へ続く。

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