閉鎖=地声に関する最大の勘違い

閉鎖=地声に関する最大の勘違い

岩崎です。

advancedレベルのポストです。少し難しい?話です。

ボイストレーニングファンにはわかる話でしょう。

よくある勘違いです。

「閉鎖」について。

ここ数年で「閉鎖筋(へいさきん)」という呼び名が広まりました。

(医学的にはそんな呼び方ないんですが。)

これ、ものすごい勘違いしている人がよくいて、そのために変な癖をつけている人がたくさんいますよー。


閉鎖は閉鎖、地声は地声

よくある勘違いとは、

「閉鎖させれば地声になる」という考えです。

流行りのボイトレファンは、こう言うかもしれません。

「閉鎖をさせていけば、ミックスボイスができる」

と。

それ、間違っています。

なぜなら、閉鎖の強い裏声も、閉鎖の弱い地声もあります。

もっと言えば、裏声の閉鎖を強めても、裏声です。憧れたミックスボイスみたいにはなりません。

じゃあ強い、高音域の地声、ミックスボイス的な音色はどうしたら出せるのか?

(閉鎖筋群の一種でもあるのですが)

甲状披裂筋と輪状甲状筋がつりあうこと。つまり、一般に閉鎖筋群と呼ばれている筋肉とは別物ですよ。

これを一緒にするから、訳が分からなくなるのです。

ヘッドボイスは裏声じゃない、だの何だの。もはやそれ完全に「地声」「裏声」「閉鎖」「ミックスボイス」の概念がごっちゃになっています。

これを続けると、「声が混合します」。最悪の癖を身につけますよ。裏声がいつも重くて、裏声になりきらなかったり。

この癖が、取るのが大変なんですよ。独学じゃ、もうほぼ絶対取れないでしょう。一回身につけたら。勘違いもそう簡単には解けないですし。

ハリウッドメソッドの独学が危険

閉鎖、ミックス、TA、CTなど、概念を日本で定着させたのはハリウッドメソッドでしょうが、

これ、やりたいのであれば、公認インストラクターの指示のもとトレーニングを行ってください。海外のマスターティーチャーなど、優れた耳をやはり持っています。

ちょっと動画見て、独学でやれるものじゃありません。

独学でやるくらいだったらやらないほうがマシです。

どうせやるんだら犬、猫、牛、鳥の鳴き声の真似、とか1日やってるほうが長期的に見ればよほど効果ありますし、安全です。

気をつけてくださいねー。


 

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