「胸に声が響く」は嘘?

「胸に声が響く」は嘘?

岩崎です。

Beginnerレベルのポストです。

よく聞く指導表現で、こんなものがあります。

「胸に声を響かせなさい」。

ですが、少し注意が必要です。

なぜなら、胸には声は響かないからー。

胸が震えるのは「共振」に過ぎない

確かに地声など、低い声を出すと、

胸が震えたりします。

ですが、これは「共鳴現象」ではありません。

「共振(きょうしん)」。喉からの振動が伝わって震えているだけにすぎません。

ですから、

「胸にもっと響かせ響かせ!」

という指導表現は、あくまで何かの「比喩表現」ということになります。

だいたいが「地声の筋肉や、喉を引き下げる筋を十分に使え」というのが本当の意味なのですが、

本当に胸に響くのかと思うと、うまくいかないこともあるかもしれませんね。

胸に響く感じが理解できなかったら、一旦、忘れても良い指導表現の一つでしょう。


追記1:多くの初級ボイストレーナーが「本当に声は胸に響く」と勘違いしがちです。

追記2;17世紀では地声を「胸から来る声」などと言ったものでした。一方、裏声は「喉からの声」だとか「頭からの声」だとか。面白いですねえ。

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