デスボイス研究者による講義を受けてきました。

デスボイス研究者による講義を受けてきました。

クワイアディレクター / 発声教師の岩崎ひろきです。

先日、デスボイス研究をされている、巖 健吾さんにお会いしてきました。マンツーマンで講義をしていただきました。

巖健吾

巖さんはまだ学生,,,にもかかわらず、圧倒的な知識量。

それも、「デスボイス」と言う音声タイプを、学術的に考察をしているのです。

呼吸筋群の生理的学考察、喉頭筋群とノイズ発声の生理学的考察、

さらに音声学にまで学ばれています。「フォルマントとノイズの関わり」、あなたは説明できますか?

ノイズ発声ファンじゃなければわからないでしょうが、彼らの間では「デスボイス」とは、どんどんと研究が進んでいる音声タイプなのです。

フォールスコードスクリーム、フライスクリーム、ガテラル、グロウル、スクリーム、スクリーチ、ピッグスクウィール,,,,

これら全て、巖さんに生理学的考察をデモンストレーションつきで説明してもらえたのです。

私自身ずっと謎だったテーマも謎が解けました。なぜ私が理解できなかったかも、謎が解けました。

圧倒的な知識量と、圧倒的なデモンストレーション能力,,,2時間、本当によく学ばせていただきました。

感謝いたします。


PS1

巖さんのtwitterはこちら。   過去にアップされている仰天ノイズ発声、ぜひ聴いてみてください。たまげますよ。

PS2

あの若さで、あれだけの研究量ということを考えると、暗黒なボイストレーニング界、未来は明るいのではないかと感じました。

PS3

巖さんが目をキラキラとさせながら、こんなことを仰っていました。

「マイクを使わないと使い物にならないノイズなんてダセえなと思ってしまって。豊かな響きと、声量こそ、正義だと思うんです。」

これには心から感動しました。僕がノイズに注目したのは師匠の影響と、それから黒人教会で聴いてきた、黒人シンガー、牧師たちの圧倒的なノイズを知っていたからです。なぜ彼らがノイズを好んだのか?「ノイズが味があっていいから?」いいえ違います。ノイズこそ、圧倒的な声量を生み出すためのツールだったから,,,これに尽きます。機能的なものであり、彼らがこの100年間で黒人霊歌からゴスペルへと芸能を進化させる間に、彼らは自分たちの発声スタイルを、「クラップをし、足を踏み鳴らし、聖霊を感じた信徒たちが【Hallelujah! Praise the Lord!】と賛美をする、そんな中でも生きる声」に最適化してきたのです。ノイズは喉に悪い?これはやはり疑ってかかるべきです。「一番喉に負担がかからず、それでいて圧倒的な声量を生み出す発声方法」これがノイズだったわけです。2時間の間、圧倒的な声量でノイズをデモンストレーションしてもらい、巖さんは涼しい顔で、爽やかに笑顔で帰って行きましたよ。ゴスペル人はよく注意しなくてはなりません。日本人は西洋声楽至上主義な側面がやはり強すぎます。ゴスペルの世界に「シャウトなんて喉が悪いわ!もっと背中から声を回して、喉を使って歌ってはいけないわ」こういう概念を持ち込んでも、そうはうまくいきません。

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