声帯が「厚い」状態を作る

声帯が厚い状態

ここでは声帯が厚い状態、つまり地声系統の声についてお話しします。

男性の場合でもそうですが、女性がポピュラー音楽を歌う場合、ほとんどがこの声帯を厚い状態を十分に練習する必要があります。

また、ボイストレーニングを2つの視点で考えておくと良いでしょう。

 

1発声器官の操作

2筋肉肥大

 

1つ目は、まず狙った場所を動かせるかどうか、ということ。喉の中にたくさん筋肉があるんですが、それを狙って動かせるようにしていかなくてはいけません。狙った筋肉へ、神経信号を正確に送らなくてはいけないのです。

2つ目は筋肉肥大、です。つまり、筋トレ、です。例えば、初学者の場合は、裏声の音域も狭いのですが、トレーニングを続けるうちに、音域がじんわりと伸びていきます。声帯を引き延ばすだけの筋力がついてきたと考えられます。それは地声系統の筋肉にも同じことが言えます。

まずは1の操作を促し、その後、必要な分だけ、「筋トレ」をしていけばいいのです。

 





厚い状態を作る

内転した状態から、やや深めに「アー」と言ってみましょう。これによって声帯を厚く作ることができます。

 

 

この際ベロを前に出したりすると効果的です。体感としては、胸や、喉もとに振動が感じられるかもしれません。岩崎ひろきボイススタジオでは「重たい声」としてこう言う音色をよく表現します。

 

「重たい声」の感覚を掴んだら、その声のまま、「怨霊のような声」を表現してみましょう。内転は弱めでも構いませんが、重たい声を保つと良いです。

 

 

今度は、「子供が嗚咽して泣いている時の声」を表現してみましょう。これも地声系統の筋肉をよく動かしてくれます。

 

最後は、オーソドックスに、ロングトーン、ビブラートをかけつつ、やってみます。

 

たくさん紹介してみましたが、もちろんこれも実際のレッスンではさらに細分化していきます。

また、上にあげた声はどれも「いい声じゃないなあ?」なんて思うかもしれません。「いい声じゃない」というのが大事で、「いつも通りの声」の枠組みから一旦外れないと、筋肉トレーニングとしての効果は薄いものです。ですから、ちょっと遊ぶようなつもりで発声してみることをお勧めいたします。




 

目次

概要,,,目指すところ

①内喉頭(ないこうとう)の整理

極薄の状態

声帯の内転(ないてん)と外転(がいてん)の操作

薄い状態

厚い状態

ここまでのまとめ

仮声帯(かせいたい)の操作

喉頭蓋(こうとうがい)の操作

 

②外喉頭(がいこうとう)の整理

喉頭位置の操作

軟口蓋(なんこうがい)操作

舌の操作

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