ボイトレに興味を持ったばかりのあなたへ「歩き始めたばかりのあなたにだからこそ知ってほしいことがある」

「ボイトレに興味を持ったばかりのあなたへ」。4つ目の記事となります。前回はこちら。

ボイトレに興味を持ったばかりのあなたへ。あなたはプロになりたいの?それとも,,,

 

僕というボイストレーナー

さて、なぜ僕はこんな文章を書いているのでしょう。そもそも、僕は誰なのでしょう。そんな話をしてみます。

今更ながらの自己紹介をしてみます。岩崎ひろきと申します。東京在住の33歳。ボイストレーナー業と、ゴスペルもののコーラス指導をしています。沖縄出身の妻と、やけにでかい猫と日々ぱやぱやと暮らしています。

20代からプロボイストレーナーとして活動をし始めました。指導を始めたきっかけは、「あれ、ミックスボイスができるようになったかも。後天的に手に入れた技術だから、これ人に教えられるぞ」と思ったこと。それ以来、10年弱の間に、たくさんの方に発声を教えてきました。

アマチュアプロ、問わず。東北から九州まで日本各地からたくさんの発声に悩む方を迎え入れてレッスンをしてきました。プロの方にもたくさん指導をさせていただきました。メジャーバンドのボーカル、人気声優、ミュージカル主演俳優、有名お笑い芸人さん、テレビ局アナウンサー、ボイストレーナー、ゴスペル指導者。本当にたくさんの指導の経験をいただきました。

興味を持ったばかりのあなたにこそ届けたい、「ボイトレ世界のハンドブック」

そういった「プロにたくさん教えた」という情報をたまに書いてみるのですが、こういうことを書くと「すごい!」と感動してくれる人もいます。ですが、初学者からすると、「えっそんなプロに教えているような人には私はまだ早い,,,」なんて思うようです。

でも、初学者のあなたにこそ、伝えたいメッセージがあるのです。

というのも、ボイトレの世界ほど情報が多く、また未整理な界隈はないからです。それから、資格もなしに教えることができます。

ですから、とにかくボイストレーナーによって考えていることが全く違います。共通の言語も、共有の理解というものもないからです。

例えば、ボイストレーナーを「2人」渡り歩いたとします。2人目で、あなたはきっと面食らうはずです。

「えっ、前の先生はお腹に力を入れろといっていたのに、今回の先生はお腹に力を入れてはいけないって言う,,,,」

これは珍しいケースでも何でもなく、いわゆる「あるある」なのです。ボイトレ業界NO1のあるあるケース。「ボイストレーナーによって意見が違う」。

こんな時に、戸惑わなくていいようにしたいのです。意見が全く違うボイストレーナーと出会った時に、生徒はどう対処したらいいのか。生徒の態度はどうあるべきなのか。ここをサポートしてくれる本や、知恵というものが集合知として存在していないように思います。でも、どうにか対処できるはず。だって、その驚きはすでにたくさんのあなたの先輩が経験してきたことなのですから。

そんなわけで、書こうと思ったのがこの記事です。「ボイトレに興味を持ったばかりのあなたへ」。もっと言えば、「ボイトレ世界の歩き方」。ああ、、何だかこちらのタイトルの方がいいかもしれませんね。笑 「ボイトレ世界のハンドブック」のようなものがあるといいですよね。

ボイトレ世界には、歩き出したばかりのあなたには理解できない謎がたくさん。発声の謎ならまだしも、それ以外の学習の障壁もたくさん。それが必要なものならばいいけれど、「不必要な学習の障壁」ならば、取り去ってしまいたいと思うのは自然なことではないでしょうか。

次回、この流れのまま、「なぜボイストレーナーによって意見が違うのか」という問題についてお話ししようと思います。

 

スポンサーリンク