いいボイストレーナーとはどんな人だろう

※この記事は「ボイトレに興味を持ったばかりへ」シリーズの中の1記事です。

このボイトレに興味を持ったばかりのあなたへシリーズ、実は最初に「目次」を決めています。その目次にそって書いています。いつか出版できるようなイメージでおります。笑

ここで一旦、その目次を公開してみましょう。実はまだ序の口なのです。

走り出す前に考えておきたいこと
●とはいうものの、このブログは誰に届くのか。届けたいのは誰なのか?
●万能なボイストレーナーはいないけれど、いろんなボイストレーながいる
●どうやって探せばいいの
●あなたがプロなのか、アマチュアなのかでも先生さがしは違う
●今更だけど、自己紹介、どうしてこんなブログを書くのか
●あなたが目指すのはプロ?それとも?
●なぜトレーナーによっていうことが違うのか
●その人がなにに痺れたのかで指導は変わる
●ボイトレは出会い 
●いいボイストレーナーてなんだろう
 

さあ「ボイトレメソッド」について考えよう
●どんなメソッドを選ぼう、世の中にあるボイトレメソッドとは?
●どんなメソッドでも、結局はあなた次第
●メソッドの怖いところ

 
ボイトレの落とし穴
●いい歌ってなんだろう
●いい声ってなんだろう
●どうして自分の歌に満足できないんだろう
●数々のボイトレ困ったさん 
 

ボイトレを始めたら考えなきゃいけないこと
●あなたは自由だし、あなたのためにボイトレをする
●あなたには自由に学ぶ権利がある
●継続できないのは、音楽になっていないから

 
ボイトレがうまくいかなくなったら
●楽しんでいますか
●他者を否定していませんか
●ボイストレーナーの話を都合よく切り取っていませんか
●音楽をしていますか?何かを作っていますか?

 
ボイストレーナーを信じるということ
●一緒に自分の音楽を相談できる人を探してください
●誰もが優れたボイストレーナー、その人を選ぶ理由は何?
●ボイトレを「ハブ」にすることが大事
 
さいごに
●学習者はたくましさと自由を大事に

 

そう、長い。長すぎますね。笑 しかもこれ書きながら目次がどんどん増えていきます。まあいいでしょう、その場のノリで書くことも大事にしています。だから流動的にやっていきましょう。

いいボイストレーナーとは?

というわけで、今回のテーマは「いいボイストレーナーとはどんな人だろう」。

きっと、あなたがまず思い浮かべたのは「優れた指導能力を持つ人」でしょう。はい、正解!間違いないと思います。あなたは高い声を出せるようにしたいのに、その先生は高い声の出し方の指導法を知らない。

これは問題でしょう。確かに今まで「ボイトレは出会い」とは言いましたが、指導法を知らないのは出会い以前の問題です。

次にこう思ったかもしれません。「勉強熱心な人」。これも重要ですね。こういうのを聞くと、「えっまだ勉強中なの?完璧にマスターした人がいいな」と。ああ、ごめんなさい、それはちょっと違います。

現代ボイストレーニングは常に進化の途中にあります。謎が日々解き明かされている真っ只中で、「勉強熱心=最新の情報を仕入れている」と言っていいのです。まだ地球規模でわかっていないことがあるのならば、勉強し続けるのは当たり前のことですよね。

今あげた2つは、どちらも賛成です。最低条件とも言っていいはずです。でも、もう一つ付け加えてみたいと思います。

自走能力を分け与えるボイストレーナー

それは「自走能力を与える人」です。

これが何よりも大事です。あなたはボイストレーニングを受ける側。今の先生からレッスンをどのくらいの期間受ける予定でしょうか?

1回のレッスン?3ヶ月?1年間?3年間?,,,もしかして一生受けるつもりではないですよね?(あなたより先に死んでしまうかもしれませんし)

だから、どこかのタイミングで、あなたがいくら上達したとしても、1人で自分の声に向き合う瞬間が訪れます。その時に、あなたは1人で試行錯誤できないといけないのです。

その時に必要なのが、「自走能力」。自分自身で、「なぜ今自分の発声がうまくいっていないのか」ということです。

自走能力があれば、自分で自分にトレーニングを課すこともできるでしょう。

「私は必ずトレーナーのところに行くよ」

そう思うかもしれません。でも、トレーナーのところに行くときも、結局は自走能力が必要です。

だって、新しいトレーナーに出会った時に、もしあなたに自走能力が全くなかったら、その先生が優れた指導能力を持つか、正確な判断ができないじゃないですか。

自走能力とは、1人で学ぶにせよ、トレーナーと一緒に学ぶにせよ、あなたの声を助けてくれる最大の財産です。

この自走能力をあなたに分け与えてくれる人。これが良いボイストレーナーの姿だと言えるでしょう。

最後に、イタリアで古くから伝わる格言を一つご紹介します。

-「世界最高の発声指導者とは、あなた自身なのです」。

 

 

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