「独学ボイトレ」って「独学ピラティス」ぐらいは変なことだと思った方がいいです。
— 岩崎ひろき (@Dirhirokiiwa) November 3, 2020
さっきの記事、ちょっと書いてて面白くなってしまったので、笑
続き。
僕らの体は、もーそれはそれは複雑な構造をなしています。こないだ「新しい臓器が見つかった」みたいなニュースあったでしょう。まだ真偽はわからないにせよ、そういう衝撃なひっくり返り、が今も科学の世界では起きているわけです。
声のことは、なんだか取り扱いが簡単な気がしますね。でも、本当はものすごく複雑です。
声帯がどうして引っ張られたりして、音程を変えることができるのだろう、どうして人によって声の大きさや太さが違うのだろう、ビブラートってどこが揺れてるの?あの人の声が通るのはなんで?共鳴器の形が大事?たくさん息を吐いたら高い声は出るの?そうだ、お腹を使えっていうけど、お腹と声ってどうして関係があるの?
,,,こうやって書き出すときりがないほど、本当に声の世界には不思議がいっぱいです。だから、声、はあらゆる学問の研究者の研究対象です。音声学、解剖学、生理学、運動学、音響学、人類学的に捉える人さえいます。
何が言いたいかというと、独学は本当に難しいですよ、ということです。そのうちに「自走」できることもとても大事ですが、最初のうちから1人であれこれググってしまって、「まとめ情報」のようなもので、トレーニングできるとは思わない方がいいでしょう。
それはツイートの通り、
「独学ピラティス」
のようなものです。ピラティス然り、体を扱うトレーナーさん達、運動指導者、治療家さん達は本当に勉強熱心です。それはそうです、人の体を扱う仕事ですから。「あんまり勉強してないんだー」なんていう方、本当に1人もいません。それは自分のクライアントに、患者さんに幸せになってほしいからです。怪我をさせないように、ここに来る前より、より健やかな体を持ってほしいからです。
ボイストレーナーにもいろんな方がいますが、僕個人としては、生徒のために一生懸命勉強をしてきましたし、また今も研究がじんわりと進んでいます。きっと自分の研究で誰かが幸福になると信じているからです。
1人であれこれやる前に、専門家に相談してくださいね。