結論を先にいうと、あまりうまくいきません。うまくいくフェーズもあるのですが、途中でうまくいかなくなります。
偏った、というのは、いわゆる「おんなじようなエクササイズ」を続けた場合のことを指します。よくある独学ボイトレの失敗例ですが、
「独学でmum mum とかnay nayとかgug gugとかずっとやってました」
「それでどうしたの?」
「だんだん調子悪くなってきて。日によるんですけど、ひどい時はボイトレする前のほうがよかったなってくらい声出ないです」
ーーこのパターンまじで100人くらい見てます。独学はマジでむずいぞ。
— 岩崎ひろき (@Dirhirokiiwa) November 3, 2020
本当に、100人くらいみてます。あるある、of、あるあるですね。
mum mumなどはいわゆるSLS系のエクササイズですが、僕がSLS系のライセンス取得をするときは、「閉鎖系のエクササイズだけではダメだよ」と学んだものでした。でも、こういう系の練習は高い声がすぐに出るようになるので、どうしてもそっちに偏ってしまうんですね。トレーナーについているなら最悪の事態は免れるでしょうが、独学の方、やっぱりちょっと危険です。
ボイストレーナーのもとで学ぶことが絶対正義、とは言いませんが、相談相手を誰か1人でもいいので、作ると良いですよ。あまり意識されませんが、ボイストレーニングも、人間の体のことですよ。ピラティスを独学でやる人、いないでしょう。笑 そういう結構やばいことをやっているという前提があったほうがいいでしょうね。