喉頭テンセグリティ自体は、メソッドではありません。喉の仕組み、人体の仕組みそのものであって、それを知ったからと言って、何かが変わるわけではないのです。いや、言い方が難しいな,,,。
変わるといえば、全てが変わるわけですが、それは人為的なものではないのです。見方と、仕組みを知ったことによって生まれる、筋肉の弛緩(しかん)や、イメージの構築。これによって歌が上手くなる、ということかもしれませんね。
メソッドじゃない、となると、なんでこんなことをしているのかとなってしまいそうなものですが、美しい理論に出会い、その全体像を見たいという興味,,,。またそこからメソッドを抜き出すことができるからです。
というわけで、すでにちょっとだけ抜き出しています。
基本的には外喉頭の張力をイメージしていくのですが、でも、外喉頭の張力は、内喉頭にも影響を与えます。なので、声帯の厚さが変わって聞こえるはずです。 pic.twitter.com/LkEAph67B3
— 岩崎ひろき (@Dirhirokiiwa) November 7, 2020
今日の朝、少しだけまとまったような気がします。まだほとんど試していませんが、2人ほど。
というわけでマオちゃん(妻)を捕まえて喉頭テンセグリティ試してもらってます。ベルト気味の発声ですが、痛くないそうです。ヨシ! pic.twitter.com/pEuDZMaRYR
— 岩崎ひろき (@Dirhirokiiwa) November 7, 2020
こちらは妻が被験者。ややベルティング発声のようなノリですが、喉は全く痛くない、とのこと。効果、出ましたーー。
喉頭テンセグリティから抜き出したメソッドは、喉を中心に、三方向のベクトルを作ります。胸骨、顎、耳の後ろ、にまで筋肉が走っていきます。ですから、喉の張力バランスを三角形として捉えることができます。
喉の形はこれで自由に変わる,,,というだけでなく、大元になる理論は喉頭のテンセグリティですから、どこか一つの張力が変われば、一番ど真ん中にある「声帯」の張力も変わります。
ネットで公開していくのはここまでにしたいなと思います。まだ研究は続けます。まだ何もつかめていません。笑 メソッドの構築と、理論の全体像を掘り出していくことは別のことなので、あまりにも時間がかかることだろうなと思います。これからですー。