喉のつながりと、体のつながり、あなた

最近は、喉のコントロールをある程度できたら、積極的に喉の外の「ロープ」に連結していくようなレッスンをしています。

「ロープ」とはシンプルに筋肉のことですが、筋肉、というと「〇〇筋が大事だ!」みたいな話になってしまいそうで、あえてロープという表現をしています。しなやかに、張力によって体が支えられているイメージを持つと良いでしょう。

全身のロープが連携し、大げさに言えば、足の指で声帯を引っ張ることも可能です。これは本当に面白い連鎖ゲームです。

こうしてあちこちにロープをはられていて、それをふんわりと知覚してもらう必要があります。ここが、人によってはあっさり感じとれたり、「????」と顔をかしげる人もいます。これはもう、「慣れ」の問題です。ですから、レッスン中は、「どんな感じ?」とよく聞きます。これは僕とあなたとの会話、ではなくて、「あなたが、あなたの体に起きていることをよく感じてくださいね」という僕の願いです。つまり、あなたが、あなたの体と会話をしてくださいね、ということなのです。体の声を聞くことで、声帯の張力に影響を及ぼすことができます。

あなたの今日の体は、声はどんな感じでしょうかー。

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