新理論とその後。体のつながりと声。

新理論で、トレーニングをしています。新理論と言っても、基本的には、普通の、解剖学です。「テンセグリティ」という話で随分生徒たちに伝えましたが、

味気ない言葉で言えば、「連携プレー」です。

結局のところ、「声帯」をいかに引っ張るかというゲームなのですが、

その引っ張り方が本当に色々あるよねー,,,なんていう話です。最近は、「ふともも」からのアプローチが多めです。もちろん、ふともも、だけじゃどうにもならないのですが、ふとももから、骨盤、腰、背中、肩、首、頭、とすこしずつ連携させていきます。

連携させていくことで、声帯にも張力の影響を及ぼすことができるのです。これも、随分前から解剖学の師匠には言われ続けてきたのですが、どうにも、今までの自分の理論だと、最終的に繋がりが悪い。で、もう少しマクロな視線で見たときに、繋がりが見えてきました。ああ、これならちゃんと声帯まで届くな、と。

これは難しいと言えば難しいのですが、「どこで力が伝わっていないか」を考えていくのです。考えていく、というか、これはまあ僕の仕事、ということになります。

今、解剖学を一からやり直すぞ、という気持ちで溢れていますが、おかげで、すこしずつ、体が透けて見えてきました。つまり、どこが繋がっていないかが、見えるようになってきた、ということです。これはまだまだよくなりそうですーー。

個人レッスンの生徒たちは、ちょっと面白いほどに歌いやすさを感じています。ゴスペルの生徒たちは、「咳き込み」と「のど飴」が止まりました。笑 わかりやすい。

うまくいくと、「心地よい疲労」だけ残り、声は歌えば歌うほどに元気になります。これが面白いことです。この路線でガンガンに研究進めていきますー。

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