先日、地声がとにかくでにくい女性が来ました。この女性に対して、「おじぎ」状態で、首をぶらんぶらん逆さにしてもらい、で、声を出してもらったわけですが、途端に地声の違和感がなくなったとのこと。これは、裏声が出にくい男性でも、同じような現象が起きます。
私たちの体にはいつも「重力」がのしかかっているということを考えなくてはいけません。逆に言えば、重力を逆手に取ることも可能です。
おじぎでアタマぶらんぶらん,,,,つまり、これは重力を借りているということです。重力で、舌骨を引き上げることが可能です。舌骨位置は、結局声帯の張力にもほぼほぼ直接的に影響を及ぼすと考えています。裏声が出にくい、地声が出にくい、は喉の外のロープの状態であっさりと変わります。しかも、重力の力を使えば、本人の努力性なしに、声帯に影響を及ぼすことが可能です。
試しに、できるならば、逆立ちして歌ってみると良いでしょう。いつもとかなり体感が変わるはずです。
関連記事
全体から部分へ、Three Vector Tensegrity Model
この3点方向を持った喉のデザイン、やはりかなり確信があります。何よりも大事なのは、こうした見た目が美しいことで …
