軟口蓋と舌骨上筋群

あけましておめでとうございます。今日はゆっくりと休みたいと思っています。

とか言いつつ、紅白でのプロ歌手たちをじっくりと動作分析しておりました。笑 まあまあ面白い観察ができます。

さて、今朝もあれこれと思考しております。

「喉仏」、から、「蝶形骨」までの距離をとっていくと、ある程度の歌いやすさが生まれます。

そのためには「下顎骨」を落としていくことが必要なのですが、でも、そうすると、「舌骨上筋」がはたらいてしまいます。舌骨上筋がはたらくと、強いベルティング的な音色になりますから、これではいわゆる「ミックスボイス」的なものが生まれます。ミックスボイス的な動きは、ポピュラーの中では非常に重要です。その動きがないと、歌唱の中の繊細な表現ができませんから。

さて、ポイントは、舌骨上筋をゆるめたまま、開口できるか。ここが本当に難しくて、ボイストレーニングの難易度は迷宮入りになってしまうのだと思います。生徒様にもいくつか、アドバイスをさせていただいておりますが、昨日の夜に、古典的な手法を一つ思いつきました。結局、すでにエクササイズは出尽くしているのですね。

理論のまとめ

こういう理論の全ては、今年全部一度出そうと思っています。それは出版とは別に、です。難解なものなので、おそらくボイストレーナーの方や運動指導者にしか読み解けないはずですから。舌骨テンセグリティ、LCS、SHS、舌骨上筋群×口蓋咽頭筋、two larynxes、口腔内の神経的共鳴、昨年末からブワーッと紐解けてきました。あとはもうとにかくボイストレーニングを徹底的に運動指導的に考えていくことだと思っています。そこに行けたら、「ボイストレーナーの運動指導者化」が始まるはずです。そこにいきたい。そういう地平線が見えたら、きっと共感してくれる人が出てきてくれるはずです。

一方で、あんまり大儲けしようとか、団体を作って,,,,とかも考えていません。それをやると、進歩が10年レベルで遅れる気がしています。商売はそこそこに、あとは研究に没頭して、みたいな生活スタイルにしたいところ。でも、その方が明らかに後陣のためになると思うのです。「ボイストレーナーの運動指導者化」、これを目標にしていきます。これは本当にいいですよー。ボイストレーナーがボイトレ本で勉強する世界もそのうちに終わるはずです。運動指導者にその話をすると「えっっ!!!???」とびっくりされるのです。「じゃあ一般の学習者さんと知識レベルが変わらないの?」と。多分、ボイストレーナーたち、僕も含めて、もっと、もっと行けます。もっといきたいです。

 

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