プライマリーユニットは内臓のユニット

そもそも、歌に使う歌唱のツールを分けるというのは本当はあり得ないことなのですが、

一つの「見方」としては良いのかなあと思います。

プライマリーユニット

ぱっと見で「タテ構造」になっています。もう少し言えば、「内臓のユニット」とも言えるかもしれません。

 

これに咽頭収縮筋が加わると考えています。咽頭収縮筋とは飲み込むときに使う筋肉です。


今、「舌骨が大事」とばかり言っているように思われてしまいがちなのですが、大事なのは、発声は2系統に分けられるのではないか、という提案です。一つは舌骨のユニット。

 

こちらです。舌骨をコントロールするためのユニットと考えます。また、舌骨をコントロールすることで、その直下に存在する喉仏、声帯にも影響があります。二時的に発声を変化させることができるのです。

これらを、プライマリーユニット、セカンダリーユニット、と呼んでみます。どちらのユニットもとにかく使えるようにしていきます。

それにしてもプライマリーユニットですが、段々と、「内臓のユニット」と呼べるような気がしてきました。

プライマリーユニットに咽頭収縮筋を加えるとなると、咽頭収縮筋はそのままイコールで食道です。食道の先に腹部の内臓があり、最後には肛門が位置します。これは体の内部のユニットと、表層のユニット(舌骨が中心)、それぞれで分けて考えることができるということです。もう少し考えがまとまってきたらいいなとは思うのですが、これはあくまで、岩崎個人の発声の分析の仕方の一つです。

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