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テンセグラルボイスワークの文章の中に明記しなかったことですが、「2LARYNX」と言うアイデアがあります。
これもあくまで「見方」の問題です。
ラリンクス、とは喉頭(こうとう)のことです。喉頭(こうとう)は2種類の大きな軟骨に分かれます。
「甲状軟骨」と「輪状軟骨」です。
今の発声指導現場だとほとんど意識されていないことですが、そもそも声帯とは、この二つの軟骨の橋渡しの役割を持っています。
イラスト、最適なものがなかったので、適当に。
あなたが声帯を引っ張りたい、と言うのであれば、これはきっと、「甲状軟骨を輪状甲状筋(りんじょうこうじょうきん)で引っ張ればいい」と思うかもしれませんね。
でも、よく考えなければいけません。輪状軟骨がふわふわとなんのオモシ=アンカーがついていないのであれば、甲状軟骨を引っ張った時点で輪状軟骨もそれにつられて引っ張られてしまいます。これではつまり結局のところ輪状甲状筋が十分に作用できていないということなのです。
そこで考えるべきは輪状軟骨の「アンカード状態」。輪状軟骨の土台化。これができれば声帯は無駄なく引っ張ることができます。
とまあ,,,,こうやって書くとやはり難しいのですが、レッスン中ならば簡単にお伝えできます。よければレッスン中にご質問くださいね。