これはまあ仮説というか、都市伝説みたいなものとしてお納めください。
ただ共振で調べれば意外と実証できるのかも、と思います。
マスケラ=蝶形骨仮説
1.マスケラ=蝶形骨の共振ではないか
2.なぜなら蝶形骨は頭蓋骨の真ん中に位置する骨である
蝶形であり、正面から見るとまさにマスク(仮面)の形
3.また蝶形骨には発声に大きく貢献する筋肉が複数付着している
→上咽頭収縮筋(Kerrie Obert氏によればこの筋群によってシンガーズフォルマントが生成される)
→外側翼突筋(下顎骨を前突させる筋。下顎骨のムーブメントによって舌骨位置が変動する。つまり甲状軟骨の前後位置に影響を及ぼす)
→口蓋帆張筋(軟口蓋を挙上させる。軟口蓋が挙上させられると口蓋咽頭筋によって甲状軟骨を前方に傾けることが可能になりうる)
4.つまり声帯の張力の管理、共鳴器形状の管理をするための起点の中心となる
蝶形骨は治療家に愛される骨でしょう。頭蓋骨が動くというのは極めてcontroviercialですが、
それでも蝶形骨にアプローチすることで何かが変化するというのは多くの治療家とボディワーカーたちが論じてきたことのように思います。
お近くに蝶形骨にアプローチすると仰る治療家の方がいらっしゃったらぜひ一度試されてみてはどうでしょうか。
何かしらの変化を感じるかもしれません。特に強烈な高次倍音を必要とされる方の場合は変化を感じやすいでしょうね。
また、蝶形骨へのアプローチが非科学的だとしても、ボディマッピングする価値は大いにありそうです。
なぜならば、下顎骨の制御 / 軟口蓋の制御 / 咽頭収縮筋の制御の土台になるからです。声帯の張力管理、共鳴器形状の管理の肝だと考えることができるでしょう。