ボイスケアか、ボイストレーニングか

ボイスケアか、ボイストレーニングか、という話をしましょう。ところで、声のために、日々行なっていることはありますか?腹筋運動?いやいや、普通にスケールを用いた音階練習?もしくは、ストレッチを毎日している,,,とまあいろんな声のためにできることがありますね。

僕はというと、最近は「トレーニング」はしていません。それより「ケア」をたくさんしています。twitterで散々言っていますが、「舌はがし」。もうハマりにハマっています。声帯の閉じ具合がむちゃくちゃ良好になるので、余計な力が全部抜け落ちます。

,,,とまあ、ボイストレーナーの僕がトレーニングをしていないと書くのも問題な気がしますが、このように、「声のためにできること」はいろんな種類があります。

そして、大事なのは、あなたが行なっていることは、「トレーニング」なのか、「ケア」なのか、これを見極めろ、ということなのです。

岩崎ひろきボイススタジオでのレッスンは、ケアは少なめ。ベロ剥がしくらいだと思います。やっとちょうどいいケアが見つかったなということで大変嬉しく思います。ケア、がちゃんとできているならば、トレーニング段階へ進める、というのが正攻法でしょう。

当たり前ですが、ケアはケア。それはトレーニングの準備のようなものです。ケアによって望んだ声を手に入れられるようになることもあるでしょう。それは十分な技術が備わっている場合です。けれど、ケアは行き届いているが、技術が備わっていない。この場合はトレーニングをする必要があります。

ボイストレーニングをしている方は、今一度考えて見るのが良いでしょう。今自分が行なっているのは、トレーニングなのか、ケアなのか。トレーナー側も当然、ケア段階とトレーニング段階で分けてレッスンメニューを構築していく必要があるでしょうね。

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